子育て中のママ薬剤師さんは、送り迎えの時間があるため、残業が少ない転職先を選ぶことをお勧めします。また、時短勤務などの制度があるかどうかも重要で、職場全体の雰囲気にも注意する必要があります。ママ薬剤師のおすすめの働き方の最優先は時間の確保です。
転職先と保育施設の距離も考慮し、徒歩圏内や保育所併設の職場が理想です。また、マイカー通勤の場合は、自宅と転職先の間に保育所を選ぶことで、送り迎えがスムーズになり、家庭と仕事の両立がしやすくなります。
混雑の少ない調剤薬局などを選ぼう
大きな医療機関や処方箋を出す施設の近くにあるドラッグストアは、混雑していることが多いので、ママさん薬剤師には危険な職場と言えます。
薬剤師の人数が十分で、休みが取りやすい環境であれば、安心して働けるかもしれません。しかし、丁寧に働いても対応しきれないほどの依頼がある場合は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
来客の多寡は、近隣の診療所の営業時間によって大きく左右されることがあります。診療時間終了時に来客が多ければ、勤務時間を延長せざるを得ないこともあります。門前薬局の場合、入院患者が出たからといって真っ先に閉店するわけにはいかないので、延長勤務になる可能性が高くなります。
とはいえ、薬剤師の勤務時間を考慮し、居心地の良い職場を作ってくれるスーパーもありますので、転職する前に正確な状況を調べておきましょう。
薬剤師のパートも人気
薬剤師である母親が転職する際には、子供の気持ちを考え、子供と接する時間の確保ができるパートタイムの職業をお勧めします。
転職活動を始める前に、自分の労働時間の上限を明確にし、それに見合った仕事を探すことが必要です。 家族の時間割は個人の枠組みで決まるので、他の家庭と同じにする必要はありません。突然の育児でイライラすることもあるでしょうから、体に負担がかからないような働き方を考えましょう。
最初は1日4時間労働で3日間、4日間と日数を増やし、その後時間数を増やしていくなど、徐々に新しい職場に導入していく方が負担が少ないかもしれません。
このように、薬剤師を辞めることがベストな行動ではなく、妊産婦向けの求人が豊富なため、前提条件を勉強しておくとよいでしょう。
福利厚生の手厚い職場を探す
診療所や薬局、ドラッグストアなどで魅力的な仕事が見つからなければ、専門外の会社を検討することもできます。
会社の女性支援制度を利用することで、仕事と家庭を両立しやすくなります。 女性支援策の内容は企業によって異なりますが、子どもが一定の年齢に達するまで残業が制限される点や、子どもの用事などの代金が支給される点など、女性薬剤師が安心して働ける雰囲気が整っています。
一般企業の求人を探す際には、スタッフに対する女性スタッフの割合がどの程度の大きさなのかを見てみると、働きやすさの表れが見えてきます。また、就職活動でコミュニケーションをとる機会があれば、家庭と仕事の両立のためにどのような工夫をしているかを聞いてみましょう。